都岳連活動における新型コロナウィルスによる肺炎(COV-D19)の感染症対策 第2版

2020年度都岳連業務・事業の推進について
感染拡大の防止の要請を踏まえて
公益社団法人東京都山岳連盟

1.はじめに
新型コロナ・ウイルスの感染拡大の防止の要請から、SC関係の競技会や30Kの延期や中止などがあり、また、青少年オリンピックセンターや深川スポーツセンターの閉館もあり、岳連の事業にも影響が出ている。公益法人としての社会的な責任を負う立場から、国や自治体、上部団体等からの自粛や中止などの要請や指示を受け止め、今後とも必要な対応を取るのは当然である。
一方、都岳連が組織として存続するための原資を得るためには必要な業務や事業を、感染の拡
大の防止と均衡させつつ継続させることも求められる。状況によっては、感染防止に傾けざるを得ないことも、その逆もあるだろう。何れにしても、都岳連としての業務と事業推進の方針や原則を決め、それらに基づきつつ状況を判断して柔軟に実施、中止、延期、規模縮小等を決定する。

2.予想されること
1)国や都、関係機関からの外出やイベント等の自粛や縮小、中止・禁止の要請や指示が出る
2)社会的な風潮、自粛ムード、同調圧力により実施が困難となる
3)会場や宿泊先の確保ができない、あるいは難しい状況となる
4)参加者が減少する(勤務先からの指示、感染に対する不安、家族等の感染、自身の体調不良
5)講師の確保が難しくなる(同上)

一方で・・・
6)感染防止と社会経済活動との均衡を図るための調整(長期化への対応。経済が破綻しては・・・)
が考えられるだろう。
7)過度な自粛に対する修正や調整(日常生活、ルーティンへの回帰希望)が考えられるだろう

3.都岳連の影響
1)事業収支の悪化(受講者減、講座数の減少など)
2)寄付金、賛助会費などの減少・・・(企業、個人も財政は厳しくなることが見込まれる)

4.基本的な姿勢

大原則 年間計画通りに業務と事業を行う。そのための準備、広報、募集を
確実に行う。※ 準備をしていて中止になるのはやむを得ない。

1)感染の拡大を防止する必要が長期に及ぶ場合を想定し、感染防止策と都岳連の安全登山の
普及の社会的使命を果たし、また、運営に必要な経費を得ることの均衡を図る必要がある。
2)会議や机上講習、実技講習を一律に取り止めるのではなく、各事業の参加人数、開催時間、屋内か屋外か、会場の広さ、バス移動か否か、など感染のリスクを検討のうえで実施する。十分な対策が取れないと判断する場合は延期、中止をする。
3)主催者としての、また、参加者としての必要な対策の徹底を図ったうえで実施する。
4)国や都、関係機関からのイベント等の中止・禁止の命令が出た場合は中止とする。

5.留意事項「業務、事業の推進の実施にあたって」
1)理事会、運営委員会、専門委員会などの会議
計画に沿って通常通りに行うが、以下の感染防止策をとる
対応1 可能な限り短時間で延期可能なものは延期、参加者を限定して
対応2 「3原則」を実施
・換気をよくする ・密集を避ける ・大声での会話や発声を避ける
対応3 「3つの対策」を実施
・咳エチケット ・手洗い ・うがい
対応4 体調不良の場合、あるいは何らかの疾患(呼吸器系の疾患等)がある場合は欠
席する、欠席を要請する
2)第8回通常総会総会について
例年通りに行うよう連年通りに準備を進める
対応1 ただし、以下のリスクを想定し対策する
1.イベントや外出の禁止が発令された場合や強い要請がある場合
2.オリンピックセンターの閉館の延長、かつ、他の会場が確保できない場合
3.感染の拡大によって、総会の運営が困難、あるいは正会員の参加が困難な場合
対応2 実施できない場合に書面票決とするかなどは、要検討。最終判断は5月12日理事
会4月月例発送で前触れ ※ 別紙による
3)各種机上講習について
計画に沿って行うが、以下の感染防止策をとる
対応1 「3原則」を実施
・換気をよくする ・密集を避ける ・大声での会話や発声を避ける
対応2 「3つの対策」を実施
・咳エチケット ・手洗い ・うがい
対応3 体調不良の場合、あるいは何らかの疾患(呼吸器系の疾患等)がある場合は欠
席を要請する
4)実技講習会について
対応1 長時間のバス移動による講習会は当面の間は行わない ※ 開催要項に明記する
現地集合、現地開催で実施できる場合は行う
対応2 講師の人数の確保ができない、受講生のキャンセルが相次ぐような場合は中止、あ
るいは延期とする