ココヘリ、ジローのサービスとの連携について 2

ココヘリ、ジローのサービスとの連携について2

                      2024年11月7日
     担当 救助隊、事務局

当連盟HP(9月21日掲示)でご説明させて頂いた内容と重なりますが、東京都山岳連盟(都岳連)は、都岳連共済という山岳遭難対策の共済制度を運用してきた歴史があります。この制度は保険業法改正のタイミングで新たに都岳連メンバーが2007年末に創立した日本山岳救助機構合同会社の新たな山岳遭難対策サービスであるジローに引き継がれることとなりました。

その後日本山岳救助機構合同会社が2022年6月ココヘリサービスを提供するAUTHENTIC JAPAN株式会社の傘下に入り、その後2023年6月にサービスが従来の費用補償型から役務提供型へと変更になり、さらに2024年6月にはサービス内容の変更を団体加入先にメール連絡をされていることなどを9月11日の同社との打合せで確認いたしました。

ジローサービスの役務提供側サービスへの変更に合わせ、都岳連ではAUTHENTIC JAPAN株式会社(AJ社)とあらためて民間捜索・救助組織として契約を締結し、ジローに加えココヘリ加入者の捜索・救助活動を含めて引き受けることで都岳連加盟会、個人会員で両サービスを利用されている方が万が一遭難した場合の対応に備えるため、AJ社と契約締結を締結いたしました。

これを踏まえ、別紙「AUTHENTICJAPAN社ココヘリ、ジローサービス契約者山岳遭難時対応について」により、ご案内を進め、対応させていただきます。

【都岳連関係者の捜索・救助に関して】
 都岳連加盟会では主に積雪期の行方不明遭難において長期にわたる継続捜索を行なうこととなった事例が多数あります。これは当該団体、友好団体が協力して当たった事例、会内で対応ができず救助隊が捜索を引き受け長期捜索で遭難者の発見に至った事例などもあります。
都岳連は一民間の捜索・救助組織ではありますが、特に当連盟加盟会、個人会員の方の捜索にあたっては充分に捜索方針を協議し、(ココヘリ、ジロー加入者以外を含めて)、例えば加盟会での遭難捜索に協力していく場合には、過去の捜索事例を踏まえた捜索方法の提案であったり、加盟会・救助隊合同での捜索なども含めて柔軟に対応を検討して参ります。
不幸にして山岳遭難事故が発生した場合には事務局を窓口に救助隊等の捜索・救助経験者が相談にあたりますのでご遠慮なく連絡・相談をお願いいたします。