山岳写真教室「厳冬の根石岳で撮る」(2025年1月)参加者が撮影した写真を紹介します

2025年1月11~13日に山岳写真教室「厳冬の根石岳で撮る」が開催されました。今回は冬の根石岳を舞台に、塩田講師の指導の下、冬ならではの風景を新たな視点から撮ることができたようです。前回に引き続き、参加者が撮影した写真の中から特に印象的なものを紹介させていただきます。


「風を纏う」(H様)

◎木の幹についた雪の結晶がキレイです。光が当たっている部分がアクセントになりとても良いです。もう少しだけ暗く撮ると、光が当たっている部分の白トビが無くなり、更に良い作品に仕上がります。(塩田)


「フローズンマシュマロ」 (B様)

◎面白いタイトルです。柔らかい日差しを感じるシーンです。左上から右下への方向性が出て、リズミカルな作品です。前景の処理も良いです。(塩田)


「霧氷の華やぎ」 (K様)

◎青と白のコントラストがキレイです。横の構図に対し、木々の流れ(右上から左下)を感じさせる作品に仕上がりました。サイドが多いので、望遠レンズで更にアップにしても良いでしょう。(塩田)


「美しき越冬隊」 (E様)

◎沢山あるシャクナゲの中で、この被写体を見つけた着眼点が良いです。縦構図で纏めたのが正解です。若干色がオーバー気味なので、少し暗くすると雪の質感が出てくるので更に良い作品になるでしょう。(塩田)


「水のボコボコ道」 (F様)

◎雪の質感を良く捉えていますが、構図が2分割してしまいました。空が見えている部分まで大胆に切ると、下に目線がいくのでタイトル通りの作品に仕上がるでしょう。(塩田)


「ミクロ世界」 (H様)

◎よくここまで寄ってブレないように撮れましたね!後ろの玉ボケがキレイです。全体的にピントが合い、雪の結晶がキレイに出ています。良い作品です。(塩田)


「やっぱり八ヶ岳ブルー」 (U様)

◎左下から右上に空の広がりを感じさせる作品です。縦構図したことで遠近感がでました。左側の霧氷をもう少し入れてあげると良いでしょう。(塩田)


「冬、窓辺の芸術」 (A様)

◎キレイな窓霜を選びましたね!ピントが合っていて良いです。ただ、下の部分が背景と被ってしまったので、背景を気を付けると良いでしょう。(塩田)


「月照」 (H様)

◎前景のエビのしっぽを入れることで街の明かりへの方向性が出ています。月明かりに照らされた雪粒がキラキラしてキレイです。深夜の極寒の中、よく撮りましたね!(塩田)


「氷窓」 (T様)

◎ブルーを基調とした面白い作品です。背景の窓枠が中心に向かうラインとなり画面上に流れを作っています。また、右側の窓霜の白い部分が氷のトンネルのように見え、これが良いアクセントになり更に面白味が増しました。(塩田)


「たるひ」(K guide)

◎オーレン小屋のツララを上手く表現できています。建物の方向性も良いです。虹がアクセントになり、良い作品に仕上がりました。(塩田)


「Happy & Merry」(F guide)

◎逆光の太陽をアクセントにし、木を大胆に真ん中にいれたのが面白いです。前景の雪の斜面が画面に流れをつくっています。(塩田)

「厳冬の根石岳で撮る」、楽しんでいただけたようです。次回の山岳写真教室も是非ご参加下さい。