第70回国民体育大会紀の国わかやま国体山岳(クライミング)競技会
第70回国民体育大会紀の国わかやま国体山岳(クライミング)競技会』において、東京都代表チームが女子総合成績(皇后杯)で5位に入賞しました
【競技部長による結果報告】
2015年10月3~5日の3日間、和歌山県南部町にて山岳(クライミング)競技が開催され、東京都からは、少年男子(大高選手、盛田選手、大高監督)、少年女子(野中選手、中村選手、篠崎監督)、成年男子(太田選手、古畑選手、有枝監督)の3チームが出場し、リード及びボルダリングの2種目にて、種目別成績、男女総合成績(天皇杯)及び女子総合成績(皇后杯)を競いました。私は、選手及び監督の頑張りを見届けるため現地に赴きましたので、その結果と現地の様子を簡単に報告します。
種目別成績少年男子はリード15位、ボルダリング9位、少年女子チームはリード2位、ボルダリング4位、そして、成年男子はリード12位、ボルダリング32位の成績となりました。国体では、ボルダリング、リードともに上位8位のチームが決勝に進めますので、少年男子チームはボルダリングではあと一歩で決勝に進出できる実に惜しい成績でした。また、日本代表選手として活躍している野中生萌選手と、ユースB日本代表の中村真緒選手が組んだ少年女子チームは、予想どおりのすばらしい活躍でした。47都道府県チームが出場した成年男子では、初出場の古畑選手の頑張りもあり、リードで12位と検討しました。なお東京都は、少年女子チームの活躍により、皇后杯5位、天皇杯11位の成績をおさめました。
さて4月に就任したばかりの競技部長である私は、今回初めて国体山岳(クライミング)競技の全日程を現地で視察いたしました。その結果、選手・監督が、普段の個人競技大会と違って、いかに東京都の代表としてのプレッシャーと戦いながら頑張って競技しているかが理解できました。他道府県では、独自のサポート体制気づいているところもありましたので、今後は、国体選手・監督を現地でサポートできる方策を競技部スポーツクライミング局会議で議論していこうと考えています。
大会最終日には鈴木大地初代スポーツ庁長官が視察に訪れるなど、2020東京オリンピック追加種目候補となったスポーツクライミング競技への関心は、今後ますます強まると思われます。皆様におかれましても、国体山岳(クライミング)競技への応援よろしくお願いいたします。
公益社団法人東京都山岳連盟競技部長 水村 信二