日本トレイルランニング協会発足記念式典が開催される
トレイルランニング会議(トレランジャパン)はトレイルランニングの全国統一競技団体設立に向けて予てから準備を進めてきた。そして全国統一組織としてスタートする『一般財団法人日本トレイルランニング協会』の発足記念式典を2016年10月11日に東京のスクワール麹町で開催した。
会場ではまず、会長の杉本 憲昭氏が、協会設立の意図について説明。「トレイルランニングの普及振興として、大会等の公認、公認指導者及び公認審判の養成と資格認定、大会ルールの制定、山岳自然環境の保護活動の推進、国際レースへの啓発及び指導と国際交流などを行っていく」
「これらの活動を中心として、トレイルランニングのより一層の発展、競技者・主催者の利便性向上を図っていきたいと考えています」と挨拶。
トレイルランニングを代表とする山間を駆け抜ける山岳スポーツは日本での認知度は年々高まってきているが、大会なども多く開催される状況でありながら、これまで競技を統括する団体がなかった。
理事長の宮地由文氏は「これを作ることで、ゆくゆくはオリンピック競技に採用されJOCなどにも加盟をし、オリンピックを含めた世界の舞台へ日本選手団を派遣したい。国内のみならず世界を代表する選手を誕生させ、競技を普及・発展させていくことを協会として考えている。トレイルランニングが素晴らしいスポーツなんだということをアピールするとともに、ナンバーワンを目指す選手をバックアップしていきたい」と述べた。
会場には全国各地でトレイルランニングに関わる多くの皆様が一同に集まり、トレイルランニングの発展の為に一致団結していくことを誓いました。