いよいよ修了検定です(ハセツネ安全走行講習会)

安全走行講習会第6回(最終回)を開催いたしました。

 

最終回となる第6回目は講習の集大成ともいえる「修了検定」

事前に指定された課題コースから登山計画書の作成して検定に挑みます。

 

朝一番のオリエンティーションで、「半年にわたる講習会もこれが最後ですよ」と言うと、

朝の空気感と同様に顔つきもピリッとなり、いよいよ始まる「修了検定」に皆さんドキドキのようです。

大きなザックを背負って いざトレイルへ

今まで繰り返し習った、CPRやテーピング・三角巾を使用したファーストエイド、ロープワーク(結束)等々を検定スタッフが手際よく講習生一人一人を見ていきながらも時折笑顔がこぼれるなどリラックスした雰囲気の中でおこなわれます。

場所を変えてフィールでの実技検定は1人づつ、登山計画書に従って初めてのコースに繰り出します。

コース上には「読図区間」の設定があり、目的地に到着する頃にはすっかり陽も落ちています。

皆さんヘトヘトな筈なのに夜遅くまで、今日の出来事を語り合う事も山の楽しみの一つとして覚えましたね。

大きなザックを背負って、さあ最後の実技検定に出発です

感動のフィナーレへ

翌日は「修了式」です。

場所は武蔵五日市の古民家を再生した壱番館の「ごえん分校」。修了式では一人一人に地域で作られた和紙「軍道紙」で作った「修了証」をお渡しすることが出来ました。

参加者の半年間に渡る学びは不安や疑問の連続でした。その間にトレイルランニングがもっと好きになり、新しい友情も芽生え結束力が高まり一つのチームとなったことは忘れられない思い出ですね。

終了証書授与式では思わず涙を流す参加者も

これからが安全走行への出発点

安全走行講習会が終わっても安全登山に終わりはありません。今後も意識高く持ち「学び」を継続してほしいと願っています。

そしてここで学んだ基礎知識や入山前の準備・装備などを今後は「多くの方に伝える立場」になってもらえたらこの上なく嬉しいです。

当連載もこれが最後の投稿となりました、ありがとうございます。

トレイルランナーがより安全に山を楽しむためにも来年以降も活動は続きます。

安全走行講習会 実行委員長 坂上明子

天候にも恵まれた講習会。参加者全員と記念撮影