気象委員会

気象教室のご案内

急な雷雨や吹雪、土石流や雪崩など、山では急激な気象の変化により、予期せぬ事故に遭遇することがあります。私たち登山者は過去の経験に学び、情報を収集し、技術や体力を身に着け、装備を充実することで、安全登山を図っています。そうした中でも多発している、雨や日没による道迷いや、凍結路でのスリップや転滑落などの山岳気象遭難を効果的に防止するには、山の気象を知り、危機を未然に防止する方法を学ぶことが、必要です。

東京都山岳連盟では、山の気象を基本から学びたい初心者の方を対象にした「山の天気入門講座」をはじめ、気象関連施設の訪問や、季節ごとの「気象判断」の実技講習会など、様々なイベントを開催しています。気象情報に裏打ちされた的確な現場判断こそが、登山者を守る最大の武器です。

机上と実技の講習を交えて実践的に学習していただけます。また、気象や自然、山岳医療の専門家などを招いて気象講演会も開催しています。ご一緒に安全登山を学んでみませんか。

主催:気象委員会

最新情報

2025年4月9日(水)、「山の天気入門講座2025」を開講します。1年間にわたり、12回シリーズとオプションの気象判断実技(1回)で、山の気象の基礎を学ぶことができます。19時に開始する夜間講習会で、オンラインと都岳連会議室での受講のいずれかを選べる上、講習の内容は約2週間見逃し配信されますので、ご自身のペースで受講することができます。講師は気象予報士、山岳認定医、登山ガイド、気象委員など、山にかかわる各分野の専門家です。

時として重大な事故につながる気象リスクと対処への理解を深め、登山者の命を守る気象判断を身に着けて、ご自身とチームの安全登山を目指しましょう。心と体のご準備を、お早めに。

2025年度 年間予定、開催状況

講習内容 日 程

2025年度も山の気象の初心者の方向けに「山の天気入門講座を開催いたします。都岳連事務所の会議室とオンラインでのハイブリッド開催となります。講師は気象予報士、山岳認定医、登山ガイド、気象委員など各分野の専門家です。詳細は募集要項をご覧ください。

山の天気入門講座募集要項

2025年 4月〜2026年3月
全12回

(別途10月にオプション実技1回開催)

「遭難事例から学ぶ残雪期の気象と身体」講習会を開催しました。講師:気象予報士・馬杉寿大氏、国際山岳認定医・鹿野颯太氏。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

2025年3月9日(日)18:00~20:00

冬山の気象判断実技講習会(上高地、釜トンネル~大正池~河童橋往復)は2025年1月11日(土)~12(日)に実施しました。朝方の晴れ間で白く輝く穂高連峰にかかる雪雲などを観察し、現場の気象判断を体験しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

2025年1月11日(土)~12(日)の一泊二日

山の天気入門講座2024は2024年12月11日(水)に終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。皆さまの安全登山を祈念しております。 2024年12月11日(水)
山の天気入門講座の第9回(最終回)、および同時開催の修了式の開催日は12月11日(水)に変更となりました。都岳連事務所の会議室での①前半のリアル講習②後半の修了式と、オンライン講習のハイブリッド開催となります。ご参加ありがとうございました。 2024年12月11日(火)19:00~
冬山の気象講習会「11/14(木)野口講師、11/22(金)猪熊講師」は終了しました。ご参加ありがとうございました。

2024年11月14日(木)19:00~

2024年11月22日(金)19:00~

気象予報士 馬杉専門委員による日々の高層天気図解析備忘録です

近況のご報告

2024年3月9日(土) 栃木県の奥日光の湿原、戦場ヶ原ハイキングコースで早春の観天望気講習会を実施いたしました。

2023年 11月23日(祝・木)山梨県大月市にある、標高1003mの百蔵山で観天望気を開催いたしました。

2023年10月22日(日) 山梨県上野原市にある八重山(標高531m)で 山の天気入門講座のオプションで観天望気講習会を実施いたしました。

2023年7月2日(日)天気図見方講習会のオプションで本所防災館へ皆様と見学して参りました。