トレッキングスクールのご案内

輝くばかりの錦秋のカール、樹氷の小径を詰めた先に聳え立つ大氷瀑群、雪解けとともに山頂を埋め尽くして咲き誇る可憐な花々、モルゲンロートで荘厳に染まる岩壁。都会では想像も出来ない光景が山では広がっています。でも、どうやったらたどり着けるのでしょう。最初の一歩を踏み出すのには勇気が必要です。

トレッキングスクールでは、四季折々の絶景の山々を舞台に、登山入門者が山を安全に楽しむための方法を実践的に学んでいきます。

山には登ってみたいがどうしたらよいか分からないという方々、登山経験はあるけれども技術的・体力的に不安な方、単独行に限界を感じた方の参加を歓迎いたします。トレッキングスクールで基本を学んだあとは、マウンテンスクールでさらなるステップアップを目指しましょう。

主催:安全登山教室委員会
チーフリーダー:日高 一郎
サブリーダー:安田 宏記
マネージャー:遠山 葉子

最新情報(11/26更新)

冬山編予定表

机上1/無料説明会
12/4(水)
秋葉原
No.53
◎トレッキングスクールについて
◎冬山編の諸注意・冬山の装備・受講申込
実技1
12/21(土)日帰り
【谷川連峰・白毛門(松の木沢の頭)1484m】
◎冬山・雪山の歩き方 入門(装備の使い方、体温調節)
机上2
1/8(水)
都岳連
事務局
◎低体温症と凍傷
実技2
1/18(土)・19(日)
【浅間山周辺(黒斑山 2404m / 湯の丸山 2101m】
◎雪山の歩き方 発展(アイゼンワーク、ペース設定・補給)
机上3
2/5(水)
都岳連
事務局
◎雪山での緊急対応 ※実技3の後に実施します。
実技3
2/1(土)・2(日)
【裏磐梯・五色沼】
◎雪山の歩き方 応用(厳冬期のトレッキング)

年間予定表:準備中

冬山編の見どころ

【実技1】冬山編最初の実技講習の舞台は白毛門(しらがもん)。谷川連峰・馬蹄形縦走ルートの第1峰です。樹林帯の急登を使って、冬季の歩き方を学びます。近年は地球温暖化の影響で雪が少なくなっていますが、この時期の谷川岳周辺はドカ雪が降ることが多く、チェーンスパイクやアイゼンを使った雪上歩行の入門に最適なルートです。樹林帯の先、松の木沢の頭を目指しながら、眼前に広がる谷川岳の大岸壁を楽しみましょう。

【実技2】現在も活発に活動する火山、浅間山。火口より2km内には立ち入りできませんが、外輪山の黒斑山(火口より約3km)からは美しく雪化粧した前掛山を望むことができます。初日は車坂峠を出発し、表コースへ。実技1よりも高所・寒冷なため、チェーンスパイクやアイゼンの爪をしっかり利かせて登ります。トーミの頭から黒斑山までの稜線は慎重に進みましょう。下山後は湯の丸高原に宿泊し、翌日は湯の丸山を目指します。穏やかな山容ですが、鞍部から南峰へは結構登りがいのあるルートです。広い山頂からは北アルプスを一望。北峰への短くも快適な稜線歩きも楽しんでください。

【実技3】今から136年前に磐梯山の山体崩壊で生まれた、裏磐梯・五色沼湖沼群。厳冬期は湖面が濃く深い色に見えるとのことですが、深雪のためアプローチが難しくなります。今回はスノーシューやワカンの使い方を学びながら、雪の湖畔をゆっくりと巡ります。初日は磐梯山の爆裂火口にある黄金色の氷瀑「イエローフォール」へ。リフト山頂駅からはスノーシューを使って往復2~3時間のスノートレッキングです。氷結した銅沼(あかぬま)の上も歩いてみましょう。2日目は五色沼自然探勝路へ。ビジターセンターから入山し、毘沙門沼から柳沼まで縦走します。この時期は深雪が植生を覆って保護するため、無積雪期よりもさらに湖畔に迫ることが可能です。エメラルドグリーンからターコイズブルーまで、さまざまな水色の湖を間近で見てみましょう。

冬山編 無料説明会

【机上1/無料説明会】

日時:2024年12月4日(水)19:00~21:00(18:30開場)

会場:ふれあい貸し会議室 秋葉原No.53/Zoom併催
https://fureai.space/list/id/120282
東京都千代田区神田佐久間町2-15 加藤ビル6F
アクセス:東京メトロ日比谷線 秋葉原駅1番出口 徒歩1分/つくばエクスプレス 秋葉原駅 徒歩3分
事前申込:不要。お気軽にご参加下さい。

【オンライン無料説明会】

日時:2024年12月4日(水)19:00~21:00 または録画視聴
Zoom情報:お申し込みいただいた方にURLをお知らせします。

※無料説明会は、対面会場/オンラインとも内容は同じですが、対面会場では講師が使用する冬山・雪山装備を手に取って確かめることが出来ます。また、皆さまが使用中の装備を持ってきていただければ、講師からアドバイスさせていただきます。質疑応答も十分に行えますので、対面会場でのご参加をおすすめします

冬山編受講料

  • スクールコース(3回の実技講習に参加、ただしオプションは除く):
    一般 :31,500円(税・保険料込)
    都岳連加盟団体員・個人会員、前期より継続受講の方、マウンテンスクール受講者 :29,900円(税・保険料込)
  • チョイス山行コース(選択参加)(※)
    日帰り(実技1):10,500円
    1泊2日(実技2,3):各15,700円(税・保険料込)
  • オプション山行:10,500円(検討中)
  1. 受講料は消費税と都岳連指定の保険料を含みます。
  2. 受講料のほか、テキスト代、実技の交通費、宿泊費が別途必要となります。実技講習費用は当日にお支払いください。
  3. 実技1実施以後は、受講料は返金できません。
  4. 「チョイス山行コース」は受講料が割高となります。
※「チョイス山行」コースについて

トレッキングスクールの実技講習の中から行きたい山行を選んで参加することができる「チョイス山行」制度を実施しています。とりあえず1回だけ参加してみたい/前年度のスクールで参加できなかった山に再挑戦したい、という場合にご利用下さい。なお、チョイス山行コースでのご参加でも、机上講習はすべての回に参加可能です。

受講申込/お問い合わせ

    • 【受講のお申し込み】下記申込書をメール提出、または説明会会場でご提出ください。
    • 【無料説明会Zoom参加のお申し込み/スクールに関するお問い合わせ】下記アドレス宛にご連絡ください。
    • 無料説明会ではスクールの内容、必要な装備、安全登山のための諸注意、受講申込方法を説明し、質疑応答を行います。無料説明会後、問題無いようでしたら下記の申込書を使って期日内に受講をお申し込み下さい。説明会前のお申し込みも可能です。
      冬山編受講申込書【PDF版】【Excel版】
      申込書送付先:tmf_trekking@googlegroups.com

トレッキングスクールの基本方針

スクールの運営方針

      • 受講者の安全確保を最優先とします
      • 道迷いしないように山を案内します
      • 安全登山のための技術を説明・指導します
      • 山登りを生涯の趣味として続けてもらえるようお手伝いします
      • 山岳の自然環境保護について、説明・実践します

スクールの対象者

      • これから登山を始める方
      • 体力的・精神的に自信がない方
      • 書籍やネットで知識・装備を調べたが、なかなか学べない初心者の方
      • 低山ハイキングからステップアップしたい方
      • 年間を通じて山登りを楽しみたい方
      • 山登りを一緒に楽しめる友達と出会いたい方

登山に必要な知識と装備、技術

登山に使われる装備は多種多様です。安全登山のために必要な装備、技術と知識(歩き方、状況判断、緊急対応)などを丁寧に説明します。

      • 必要な服装や装備の正しい選び方や使い方
      • 季節に応じた登山知識や技術
      • 「いざ」という時の対処方法
      • 山の楽しみ方

実技講習中の安全管理/新型コロナウイルス感染症対策について

    • 講師(リーダー)は全員日本スポーツ協会公認スポーツ指導者東京都山岳連盟認定ガイド資格保有者で登山技術、山岳救助技術を有しています。実技講習ではロープ、登攀具、ツエルト、ガスバーナー、ファーストエイド装備等を用い、 必要に応じて固定ロープを設置する等、万全の安全管理を行います。
    • 悪天候やルートの状況によっては途中で下山の判断をする場合があります。講習中は講師の指示に従って行動していただけますよう、ご協力をお願いいたします。
    • 実技講習に先立ち、直前の机上講習で詳しい山行説明を行いますので、かならずご参加下さい。
    • 厚労省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」および都岳連「KP.3流行拡大を踏まえた感染予防対策について」に基づいた感染対策を行い、安全・安心な講習会を開催します。
    • マスクの着用は、屋外の実技講習では個人の選択と判断を尊重します。机上講習会など屋内の会議室で行う場合も同様ですが、換気が十分にできない/多人数での会話の機会がある/三密回避が困難などの場合はマスクの着用をお願いすることがありますので、各自でマスクをご持参ください。
    • 山岳地帯での感染対策として、手指の消毒、大声での会話をしない、三密回避などにご留意ください。
    • ワクチン接種証明や健康観察表の提出は不要ですが、受付時、出発時に体調の確認を行います。
    • 山小屋などでの懇親会については、上記に基づいて良識の範囲内で行ってください。
    • 山小屋や貸し切りバス、貸し会議室などで感染症対策ルールがある場合は、それに従ってください。