遭難事例から学ぶ「残雪期の気象と身体」
遭難事例から学ぶ「残雪期の気象と身体」2025
十勝連峰 撮影:A.KUBO
早咲きの花の便りが届く季節となりましたが、深い山々はまだ雪の中です。春先からゴールデンウィーク前後の残雪期に、山岳地帯では低体温症などによる遭難が多発しています。登山中の気象の急変や身体トラブルは、対処を誤ると深刻な事態につながりかねません。こうした春山のリスク回避を図るため、気象委員会では遭難事例から学ぶ残雪期(春山)の気象と身体について講習会を開催いたします。
寒冷なコンディションの中で活躍する残雪期の登山者をはじめ、トレールランナーなどの高所アスリートや、雪山デビュー間近の方にとりましても、春山の気象と身体の深い関係を知るチャンスです。季節特有の気象と身体のリスク回避を身につけ、安全登山にお役立てください。講師は山と街をフィールドに、意欲的に活躍する二人の若手プロフェッショナルです。
心と身体の準備を、お早めに、ぜひご一緒に。
開 催 概 要
1.標 題 遭難事例から学ぶ「残雪期の気象と身体」 <Zoomによるオンライン講習>
2.開催日時 2025年3月9日(日)18:00~20:00 (開催後、見逃し配信します)
3.講 師 ①気象編:気象予報士 馬杉寿大氏 ②身体編:国際山岳認定医 鹿野颯太氏
講 師 紹 介
・馬杉寿大氏 大学で登山を始めたことをきっかけに気象予報士を取得。好きな山域は上越国境。特に冬が好み。Instagramやブログを通じて天気図の読み方を解説中!今回は春山に特徴的な南岸低気圧や日本海低気圧を取り上げ、遭難事例や自身の体験なども交え、危険な予兆の見つけ方や低体温症等を招く春山の気象リスクを解説します。
・鹿野颯太氏 子育て奮闘中の山岳認定医、下界では外科医。長距離縦走やアウトドアの耐久レース好き。いつかはマウンテンドクターのように活躍したい。今回は、低体温症が発生しやすい状況、低体温症になった際の対応、応急処置、低体温症対応の基本(隔離、保温、加温、食べる)、行動計画の判断、ウエアや道具の選択、行動中に気をつけること、事例検討など残雪期特有の身体トラブルと対処などについて説明します。
受 講 料
・一般の方 1,500円
・都岳連の加盟団体会員または個人会員 1,000円
・学生または生徒 500円
支 払 方 法
◆学生または生徒が個人で割引料金により申し込みをされる際は、申し込みフォームに学生証の写メを添付してください。学生団体として申込の際には、学生全員のメールアドレスを一覧表にして、フォームの指定欄にドキュメントまたはスプレッドシートを添付するとともに、合計金額を明記してください。
◆参加費は以下(1)、(2)いずれかの方法により社団法人東京都山岳連盟宛てにお支払い下さい。
(1)郵便振替
・口座番号 00170-4-60174
*通信欄または振込依頼人のお名前の前に、「キショウ」とご記入下さい。なお、学生団体は振込依頼人名を「学校名+ダイヒョウ+お名前」とし、一括振り込みにてお取り扱いください。
(2)銀行振込
・ゆうちょ銀行 店名:〇一九(読み ゼロイチキュウ)店 ・預金種目: 当座預金 ・口座番号: 0060174
お問い合わせ
公益社団法人 東京都山岳連盟 気象委員会
Eメール togakuren.kisho@gmail.com (全般・問い合わせ)
フライヤー
https://drive.google.com/file/d/16iWZdonxL4xXvljz6poBy_o7Qv3v2_8W/view?usp=sharing
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